最後まで読まれる記事を書くためのお作法 ②章
2章では、よりスマートな記事にするための修正テクニックを7つご紹介していきます。
【お作法 その⑧】文章は商品のパッケージと同じ
書いた文章は商品のパッケージと同じです。商品の見た目が可愛かったり、興味が湧けばものを購入するように、文章では見た目のイメージや、視覚的に気になる配列であれば、読む気になってしまうのです。
他にはリズムも大切です。音読した時に、繰り返しの語呂が連なっていないかのチェックも同時にしていきましょう。記事から声は聞こえません。見た目やリズム感で読者を心地よくすることは、書き手のテクニックであり必須な仕事なのです。
【お作法 その⑨】重なるwordを見つける
書き上げた文章を読んでいくと、同じ単語が繰り返されたり、文節や文末が同じ言葉で終えている所が見えてきます。ダブっている文章を発見したら、他の言葉に置き換えられないか工夫してみて下さい。
「~~しました。」が何度も連続していると、折角書いた文章が小学生の作文のように聞こえます。また過去の内容を文章にしたい時、文末に過去形が連続で続いてしまうと単調で、リズム感に欠けてきます。より読みやすくしたいなら、過去のことでも、現在形と過去形を混ぜて用いることも大切です。修正時のコツは、間違い探しをしているように重複箇所を探していくと、修正作業も楽しくなります。
【お作法 その⑩】勘違いをさせないための国語スキル
さてここでは国語の復習が必要になってきます。一文一文を見ていく際、この主語はどこの述語とセットなのかを当てはめていくのです。主語述語には、どんな?などの修飾語や被修飾語も存在しています。それらがきちんと噛み合っているかを確認をしないと、書き手の意図ではない内容が読者に伝わってしまう可能性があります。
修正作業中は、どこの何がどうなったのか!のように、すばやく始点から終点まで把握するスキルも身につけていきましょう。
【お作法 その⑪】息苦しい文章にさせないコツ
文章を一文読み終えたあとに、ふぅ~~~っと息切れしまう事があります。この原因は、視覚的に長い文字が連なっていたり、修飾語の関係が分かりづらい時です。そのような時は読点をつけて文を区切ってしまいましょう。視覚的にも、読点があると隙間が生まれスマートに見えるのです。
【お作法 その⑫】読む気が失せない秘訣
例えば単行本を読もうとした時、漢字だらけのページだと読む気が失せてしまいせんか?文章も同じです。漢字ばかりが目立つと、一瞬で目を離したくなります。逆に、ひらがなやカタカナばかりでも、スカスカした印象があり内容が軽薄に感じてしまいます。そのため今度は、文章の段落に目をつけてみましょう。パッと見た時に、漢字とひらがなのバランスが心地よいかどうかを改めて見るのです。段落の第一印象も大切!見た目に繋がってきますので、文字の修正も行っていきましょう。
【お作法 その⑬】絶対間違えてはいけない表現
当たり前ですが、事実をしっかり調べ上げた内容を記載しないといけません。絶対気をつけないといけない例として、アピールしたいキャッチコピーがあります。「史上初の~」とか、「〇〇地方初」と表記したい場合。本当に史上初なのかの真実をしっかり取材しないと大変なことになります。一見わかりにくい単語や特殊な名詞の並びの場合は、正しい表記からコピペすることも安全策です。必ず間違えないようしましょう。
【お作法 その⑭】修正部だけを確認しない
段落ごとで、語呂を少しづつ修正していくと思いますが、そこで終了!ではないのです。実際に最初から全体を通して読んでみると、途中でリズムやテンポがずれていることが発覚します。そうなると読者は読む気が一気に失せてしまします。途中でスクロールされないために、修正したら最初から何度も読んでみることを怠らないで下さい。
次の3章では、もっとレベルアップが可能な専門的なテクニックをご紹介していきます。