最後まで読まれる記事を書くためのお作法 ④章

 

第④章では、削った後こそ必要な【品のある文章】のテクニックをご紹介。

今度は上品・丁寧・サービス精神のある文章を目指します。

 

 【お作法  その⑰】 シンプルにしすぎるとぶっきらぼうなイメージに

例) この冬売上No.1化粧水  →→→  この冬に売上No.1の化粧水

 

シンプルを求めることで、 名詞で終わらせる体言止めの多様や、名詞ばかりを並べてしまうことも出てきます。少しぶっきぼうに感じる時は、敢えて助詞をプラスしてみましょう。

 

【お作法  その⑱】  この・これ・それ・あれ・指示語を使わないサービス精神を

 

例) 私はこの化粧水の使用感が好みだ →→→ 私は美白化粧水の使用感が好みだ 

指示語は、長い文章をまとめる時には非常に便利です。ですが多く使うことで、本意と異なる意図となってしまう可能性があるのです。例文の指示後は美白化粧水を指していますが、文章の前後で保湿化粧水が出てきた場合、読者は混乱してしまいます。

指示語の多用ではなく、具体的に置き換える事でストレスなく読まれるのです。文章に指示語を使わない優しさも提供してあげましょう。

 

 

【お作法  その⑲】  専門用語やわからない言葉は書かない

 

限られた業界でしか通用しないwordは書かないに尽きます。一般的な用語に置き換えて、読者に手間や負担を与えないことが大切です。人から聞いた聞き慣れない固有名詞や、参考資料の難しい用語も要注意です。

 

【お作法  その⑳】  自分基準の記事は書かない

例) 人気の化粧水 ・ 私らしい雰囲気

人気とありますが、どう人気なのかは書き手基準で読者はわかりません。同様に私らしいも、どんなイメージが私らしいのかは、読み手はわかりません。記事では、誰から見ても納得できる根拠を具体的に教えてあげる親切さが必要です。検証やデータを示すことで、初めて人気と書けることでしょう。

 

【お作法  その㉑】  頭が悪そうな印象を与えてしまうやりがち文章例

例) ①デパコス化粧品は、有名ブランドの化粧品です →→ 高級な有名ブランドの化粧品をデパコスと呼んでいます。

   ②私は、今回デパコスの化粧水を買った →→ 私は今回、デパコスの化粧水を買った

   ③【】・(補足)・!!・? 等の多用

 

①では主語と述語が同じ化粧品になっています。これでは間抜けな印象に感じられてしまうこともあるので、言い換えの工夫をしてみましょう。

②では文頭の1発目の読点に注目です。1発目の読点は、音読しながら書いていく時に陥りがち。読点の場所を後に置くことで、上品な仕上がりになるテクニックがありますので今すぐ確認をしてみましょう。

③強調したい時に良く利用したくなる 【】や(笑)、補足をしたいときの( )。過剰に使うと下品さを感じる印象になってしまいます。本当に目立たせたい時だけに使用し、くどさがでないように文章で工夫しましょう。

 

 

【お作法  その㉒】 〇〇こと、〇〇もの、は減らしてみる 

例) 保湿化粧水はドライ肌にオススメのものです →→ 保湿化粧水はドライ肌に適したスキンケアです

 

このように置き換えることで具体的なイメージにつなげることができます。また、〇〇こと の連続使用もくどいので避けましょう。